三季人(sān jì rén)
意味:無知な人、見識が狭い人
荘子《秋水》にある夏虫不可以语冰(夏の虫は冬の氷を見ることもないため語ることはできない)から。夏の虫は春の幼虫から夏から秋までを生きて冬を知ることはない。つまり一年に四季ではなく三季しかない。見識が狭いという意味であるが、貶す意味で「無知な人」と訳す。あるとき孔子のもとに訪ねて来た客が、孔子の弟子の子貢に「一年は何季ありますか」と尋ねたという。子貢は「四季」と答えたが、この客は「三季」と言い張ったという。子貢は納得いかず、孔子に訪ねると孔子も「三季」と回答した。孔子曰くこの客はバッタであって冬を知らないため「三季」なのだと説明した。つまり人間と住む世界が違う人のことを指している。
例:不要和“三季人”讲道理
「無知な人に道理を説くな」
例:这个世界上三季人真的很多
「この世界には見識が狭い人が本当に多い」
例:越是不懂的人,讲话声音越大,我们正常人不会跟三季人计较的
「何も分かっていない人に限って大声を上げる、私たち正常な人は無知な人と論争できない」